第9回 iPad mini6が好き過ぎる その1

 昨年会社を卒業して、特に良かったことは、パソコンなどの仕事道具を自由に選んで、購入し使えるということ。会社に所属していると、それなりのスペックのパソコンは用意してもらってはいたが、情報システムの管理の元で、会社として認められたパソコンやソフトを導入することになる。会社としては当然のことではあるが、自由に選べないし、導入まで時間がかかる。

 今の私のパソコンは、デスクトップパソコン2台(4ディスプレイと2ディスプレイ)、ノートパソコン3台(内2台がサーフェイス)、iPad2台(古いProと最近導入したiPad mini6)という状態である。デスクトップは仕事用で仕事部屋にあるものと、仕事兼個人用でリビングにおいてあるものの2台である。(ノートパソコンのうち1台は、エクササイズバイクにくくりつけてあり、バイクをこぐときに映画やアニメを見るためのものだったりする。)・・・そんなことはどうでもよくって、今回はiPad mini6のお話である。

 そもそも、iPad Proを使い始めた時、その可能性に、いろいろと期待を描いていた。ノートや本が要らなくなるとか、パソコンの代わりに使えるとか、そんなこと。そもそも気軽さがいいよね、的な感じ、初代のApple Pencilも購入して、使い始めたが・・・・、期待通りではなかった。

 第一世代のApplePencilの使い勝手の悪さ。書き味がいいとか悪いとかの前に、すぐに充電が切れてしまうこと。しかも、充電時に外すキャップがなくなってしまいそうで、外すたびにいつもドキドキすること。サーフェイスのペンは充電式でちょっと特殊な電池ではあるが、使おうと思ったときに電池が切れているということはない。

 写真は、私の持っているサーフェイスペンと、Apple Pencil。上から第四世代サーフェイスペン、サーフェイススリムペン、第1世代Apple Pencil、第2世代Apple Pencil。サーフェイス・iPadごとに使い分けている。でも、これまではあんまり使いこなしているとは言えなかったのが実情。   

私の使っているサーフェイスペンとApple Pencil


 今回私は、第2世代のApple Pencilも同時に購入した。iPad mini6の上に乗っかってるのが、第2世代のApple Pencilである。こいつは、マグネットでくっついていて、このようにくっついた状態でApple Pencilの充電が行われている。したがって、Apple Pencilの充電が切れるなんて心配はする必要がなくなった。   

私の現在好き過ぎるiPad mini6


 古いiPadは、Wifiモデルのため、家にいる時は繋がっているが、外では当然繋がらず、スマホからデザリングするか、モバイルルーターを持ち出すかをしなければならない。これじゃ、ノートパソコンより手軽だなんて言えない。今回はセルラーモデルを購入し、イオンモバイルの通信用のSIMを入れているので、外にいてもいつでも繋がっている。要するに、iPad mini6の蓋を開けて指紋認証したら、どこにいてもすぐに使えるような状態になる。つまり、 iPhoneなどのスマホと同じと考えてよい。

 現時点の、私のiPad mini6のホーム画面が、この写真である。ここにいくつかのウィジェットを配置している。ウィジェットとは、iPhoneでも使える機能で、アプリを開かなくてもある程度の情報を得ることができる機能だが、iPhoneでは、画面が小さいので、あまり意味がないように思う。

 天気や時計のウィジェット。これで、時間と天気がホーム画面で確認できる。バッテリーのウィジェットは、Bluetoothのペンやマウスなどの接続状態やバッテリーの残量を確認することができる。さらに、重要なのはスケジュール。私はグーグルカレンダーを使ってスケジュールを管理しているが、これと連動して、スケジュールがウィジェットに表示できている。いちいちパソコンやスマホを開かなくてもよいので、とっても便利な機能である。

 さらに、どこまで便利になるのだろうかと思い、キーボードにマウス、外付けハードディスクまで揃えてみた。キーボードは、いろいろ悩んだ挙句、Apple Magic Keyboardとした。日本語(JIS)キーボードにしたが、少しキー配列が違うのが難点だが、入力はしやすい。折り畳み式とかではなく、ちょっとかさばるが、それほど重たくはないので、持ち歩き許容範囲といったところ。充電がライトニングなのが欠点だと思う。(この最新型はUSB-Cのようです。残念。)

 マウスはロジクール MX ANYWHERE 3 ワイヤレス モバイルマウス。これは、なかなかいいですね。スイッチがついており、接続するパソコンを3台まで設定できるので、サーフェイスと一緒にiPadを持ってゆくときも、これ一つ持ってゆけば良いのです。ガラスの上でも使えたりできるし、充電はUSB-Cということで、今のところいい感じです。

現時点のiPadのアクセサリー類


 さらにiPad miniがUSB-Cになったことで、ハードディスクを接続できます。私は、Western Digital の 1TB M.2 SSD(Blue)を、3000円のモバイルケースに入れています。ここに何を入れて、どう使うかはこれから考えるところなんですけど、なんかすごいから、まぁいいやという感じです。もちろん、パソコンにも使えるので、問題なし。  

 このM.2 SSDは、エムドットツーとかいうらしいですが、これまでのSATAに変わるものになるらしいですね。パソコンのマザーボードのスロットに差し込める基盤の形らしいですが、見た感じガムぐらいの大きさです。違いは小さいのに転送速度がとても速いということです。5インチのHDから2.5インチのHD、そこからSSDに変わったということでも、すごいと思っていたのに、今はハードディスクもここまで進化したのだと感心します。ここは、iPadはあまり、関係ないですけど、こういったものも気軽に接続できるところが、いい感じです。

 あと、ヘッドホンですが、iPhone用にAirPods Proを使っています。これを、iPadでも使うことにしました。これも相性がいいです。というのが、音が鳴った方に自動的に接続できるからです。例えば、アマゾンミュージックで、iPhoneで音楽を聞いていた時に、iPadの方から音楽を鳴らせば、iPhoneの音楽は停止し、iPadからの音が鳴るという仕組みです。同じメーカーだからできることなのかもしれませんが、これもいい感じです。

 日本では、iPadは現場でよく使われています。操作性の問題や耐久性の問題から、現場に、パソコンを持ち込み、それを使うことができません。しかし、iPadなどのタブレットであれば、その手軽さ故、現場でも使われています。従って、現場でのiPadなどのタブレットの有効活用が、施工BIMの鍵になるのではないかと思っています。

 今回は、iPad mini6が好き過ぎる その1として、ウィジェットとペンやマウスなどのアクセサリー類の話をしました。次には、iPad mini6どうやって使うかという観点で、どんなソフトをどのように使っているかといったことを書いてみようかと思います。