ヒートアイランド:福建省永定ヒートアイランド解析

解析の詳細

      【解析結果】
       風速分布では、河川(永定河)に沿った街区の東側・南側において、風向SWで風速の速い領域が見られる。 また街区の西側でも風速が早い領域が見られるが、これは風と山との干渉によるものと考えられる。 風向NEではこのような現象は観察できない。
       このため、地表面温度分布では風向SWにおいて、街区の内部にやや温度が低くなる部位が観察される。 これは川面に沿ったやや温度の低い気流が風に乗って街区に侵入するからと考えられる。

       


      図4 福建省永定ヒートアイランド解析 風向NE 風速分布パース

       


      図5 福建省永定ヒートアイランド解析 風向NE 地表面温度分布パース

       


      図6 福建省永定ヒートアイランド解析 風向SW 風速分布パース

       


      図7 福建省永定ヒートアイランド解析 風向SW 地表面温度分布パース

       

・解析の目的
 ヒートアイランド問題は海外でも日本と同様に深刻な問題である。 中国の開発では都市温暖化への関心が高い。 ここでは福建省永定地方のプロジェクトを例に取り、高層街区の無い街並みでのヒートアイランド解析を行い、主に風向の違いによる影響を検討した。
・解析の内容
 ここでは、永定地方の川沿いの敷地に大規模な住宅地があるので、その街区のヒートアイランド検討を行った。 街区の住戸のほとんどは低層建物であり、高層建物はない。 モデリングにはBIMを使用し、街区と周囲の山等の地形は、それぞれ別に3次元モデリングを行っている。

 


図1 解析対象地区 地図

 


図2 BIMで作成した3次元CADデータ概観

 


図3 解析モデル パース
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