3次元熱流体解析(CFD)ソフトの開発・販売と受託解析サービス 【環境シミュレーション】

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卸売市場換気解析

1.解析の目的

 近年、数値計算による温熱環境解析技術の発達により、パーソナルコンピュータベースでも100万メッシュ以上の解析が可能となっており、建物構造の詳細な作りこみが可能となってきた。 建物の詳細構造が表現できれば、内部空間と外部空間の熱・流れ場を同時に解く事によって、風の流通状態を直接評価知ることが可能である。 本解析では、外部風のある場合の建物群の自然換気解析を行った。

2.解析モデル

 所定の温熱環境を確保するために、空調設備だけでなく、自然換気を積極的に利用する事も可能である。 本解析では、夏季・冬季の卓越風(南風・北風)に対して、外部の速度場を設定し、かつ機器発熱や貫流負荷など内部の熱負荷も考慮した。
 このような解析では対象となる建物の詳細な構造を作り込めなければ正確な換気風量は評価できない。 そのため解析用の格子数は、194×130×41=1,034,020と100万メッシュを越えているがパソコンでも解析可能である。 各建物ではその構造を表現するため格子は細かくなっているが、格子を節約するため建物から遠ざかるにつれて粗くなっている。 なお、外部風のべき乗則を適用して設定しており、実際に近い風の状況再現している。

解析モデル格子パース図
解析モデル格子パース図
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3.解析結果

 ここでは、夏季の解析(南風)を例として挙げた。 風上側に位置する駐車場棟の後方では外部風が大きく減衰するが、駐車場棟を乗り越えてくる風や吹き抜ける風のため、風下側でも強い風の残っている領域がある。 そのため、駐車場棟後流側の既存棟の内部ではある程度の換気が見込まれる事がわかる。 最も風下側に位置する新築棟は最も軒高が高く、上部では外部風を直接受ける事になる。 その吹き下ろしのため地表面付近でも比較的大きな風がある事がわかる。 夏季には窓が全開されるが、新築棟格子も各階の窓の位置及び大きさが完全に再現されており、流入する風量や排出される風量を個別に評価する事も可能である。
 このような換気解析では空調解析と組み合わせた解析も可能である。

平面速度分布+ベクトルパース図
平面速度分布+ベクトルパース図
表面速度+ベクトルパース図
表面速度分布+ベクトルパース図

 

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