移動物体:人体の往復運動

解析の詳細

     

     

    シミュレーション結果 : Y断面速度ベクトル (色は速度を示す)

    シミュレーション結果 : 断面風速分布+速度ベクトル

    シミュレーション結果 : Z断面速度ベクトル (色は速度を示す)

    シミュレーション結果 : 非定常パーティクル (色は速度を示す)

    人体モデル各部位に、モーション (運動) を時刻毎に設定

    人体モデル各部位に、モーション(運動)を時刻毎に設定
    平行運動 : 1m/sec 回転運動 : 40deg/sec (1秒毎に往復を繰り返し)

     

     

・解析の概要

『移動物体解析:人体歩行』では人体が空間中を一定速度で歩行すれば、周辺の気流がどうなるのかをお見せしました。人体が移動した後には空気が流れ込み、更に手足の運動によって人体後方に非対称な渦が生じるのが分かりました。
 今回は、人体の往復運動をさせてみました。人体は歩いては立ち止まり、振り向いて反対側に歩きだし、さらにまた立ち止まり振り向きます。 手足は単に平行移動する人体について動けば良い訳ではなく、振り向く際の回転中も4つの手足が連動して人体と一緒に動かなければなりません。 運動させていても、動く部分が他の部位との相対的な位置関係を保たねばなりません。
 今回も、人の運動する際の流れは複雑です。 体のボリュームが動いた後に流れ込む気流は、一旦は人体の後ろに追随する流れを作りますが、人が急に立ち止まることにより、その流れは人体の前方に回り込みます。停止途中の流れは再び始まった人体の回転とともに向きを変え、さらにまた歩き出した人体に追随する動きをします。
 アニメーションではこの動きを分かりやすく見る事ができます。人体の周辺に出来る気流の動きは初めて見る方も多いでしょうが、極めて自然な動きを見せます。また、非定常パーティクルの動きを見ると、人体のついていたホコリ(または風邪の菌)などはこのような動きを見せながら周辺に拡散するのかと思い至ります。
 このシミュレーションは、熱条件や吹出し・吸込みをもつ空調条件下でも可能です。

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